【活用ガイド】

JVNDB-2008-001262

Sun Solaris の inetd におけるシンボリックリンク攻撃を受ける脆弱性

概要

Sun Solaris の inetd には、デバックロギング処理が有効になっている際に、/var/tmp/inetd.log 一時ファイルの処理に不備があるためにシンボリックリンク攻撃を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 

想定される影響

悪意のあるローカルユーザによって任意のファイルを上書きされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 233284
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
  2. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1684
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1684
  2. Secunia Advisory : SA29654
  3. SecurityFocus : 28584
  4. IBM Internet Security Systems Protection Alert : 1019781
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-1076
更新履歴

  • [2008年04月23日]
      掲載