【活用ガイド】

JVNDB-2008-001255

IBM AIX の Trusted Execution 機能におけるハードリンクを介したファイルの変更に失敗する脆弱性

概要

IBM AIX の Trusted Execution 機能には、trustchk_block_write() 関数を呼び出す際、正しくない pathname 引数を使用するため、ハードリンクを通した TSD_FILES_LOCK ポリシーの修正のチェックに関する、信頼されるファイルを不正に修正される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM AIX 6.1 

想定される影響

悪意のあるローカルユーザによって不正にファイルを変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
  • IBM SECURITY ADVISORY : 4153
  • IBM SECURITY ADVISORY : 4186
  • IBM Support Document : IZ12794
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1596
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1596
  2. SecurityFocus : 28467
  3. SecurityTracker : 1019606
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-0865
更新履歴

  • [2008年04月22日]
      掲載