【活用ガイド】

JVNDB-2008-001240

OpenSSH の ForceCommand 命令を回避可能な脆弱性

概要

OpenSSH には、.ssh/rc セッションファイルを修正することで、sshd_config の ForceCommand 命令を回避可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM AIX 5.2 
  • IBM AIX 5.3 
  • IBM AIX 6.1 
OpenBSD
  • OpenSSH 4.7
アップル
  • Apple Mac OS X v10.4.11
  • Apple Mac OS X v10.5 から v10.5.4
  • Apple Mac OS X Server v10.4.11
  • Apple Mac OS X Server v10.5 から v10.5.4
ターボリナックス
  • Turbolinux Appliance Server 3.0  
  • Turbolinux Appliance Server 3.0 (x64) 
  • Turbolinux Server 11  
  • Turbolinux Server 11 (x64) 

想定される影響

リモートの認証されたユーザによって ForceCommand 命令を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
  • IBM SECURITY ADVISORY : 4259
OpenBSD アップル ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1657
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1657
  2. Secunia Advisory : SA29602
  3. SecurityFocus : 28531
  4. ISS X-Force Database : 41549
  5. SecurityTracker : 1019733
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-1035
更新履歴

  • [2008年04月18日]
      掲載
    [2008年06月09日]
      影響を受けるシステム:IBM(4259)の情報を追加
      ベンダ情報:IBM(4259)を追加
    [2008年07月01日]
      影響を受けるシステム:ターボリナックス(TLSA-2008-21) の情報を追加
      ベンダ情報:ターボリナックス(TLSA-2008-21) を追加
    [2008年10月01日]
      影響を受けるシステム:アップル(Security Update 2008-006) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル(Security Update 2008-006) を追加