【活用ガイド】

JVNDB-2008-001224

Apple Mac OS X の AppKit における不正なメッセージにより任意のコードを実行される脆弱性

概要

Apple Mac OS X の AppKit には、スレッド間で同期している NSApplication の Mach ポートが、プロセス間通信でも利用可能なため、不正なメッセージにより任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


アップル
  • Apple Mac OS X v10.4.11
  • Apple Mac OS X Server v10.4.11

想定される影響

悪意あるローカルユーザによって巧妙に細工されたメッセージを特権で動作するアプリケーションに送信されることにより、システム権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-0049
参考情報

  1. JVN : JVNTA08-079A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA08-079A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-0049
  4. US-CERT Cyber Security Alerts : SA08-079A
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA08-079A
  6. Secunia Advisory : SA29420
  7. SecurityFocus : 28304
  8. SecurityFocus : 28340
  9. SecurityTracker : 1019647
  10. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-0924
更新履歴

  • [2008年04月10日]
      掲載