【活用ガイド】

JVNDB-2008-001143

Sun Solaris の DTrace における情報漏えいの脆弱性

概要

Sun Solaris の dynamic tracing framework (DTrace) には、PRIV_DTRACE_USER および PRIV_DTRACE_PROC のトレース処理に不備があるために、カーネルの情報が漏えいする脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 

想定される影響

悪意のあるローカルユーザによって、重要な情報を奪取される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 231803
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-0938
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-0938
  2. Secunia Advisory : SA29037
  3. SecurityFocus : 27942
  4. SecurityTracker : 1019483
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-0640
更新履歴

  • [2008年03月10日]
      掲載