【活用ガイド】

JVNDB-2008-001101

Linux Kernel の copy_from_user_mmap_sem() 関数における任意のカーネルメモリへアクセスされる脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/splice.c における copy_from_user_mmap_sem() 関数には、参照前にユーザスペースのポインタを適切に検査をしないため、任意のカーネルメモリへアクセスされる可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.24.1 未満のバージョン
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 11  
  • Turbolinux Server 11 (x64) 

想定される影響

悪意あるローカルユーザによって、任意のカーネルメモリへアクセスされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-0010
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-0010
  2. Secunia Advisory : SA28835
  3. SecurityFocus : 27796
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-0487
更新履歴

  • [2008年02月27日]
      掲載