【活用ガイド】

JVNDB-2008-001056

Red Hat Enterprise Linux に同梱される Linux Kernel におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Itanium (ia64) で動作する Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 4 の Linux Kernel には、NUMA メモリアクセスの際に、ページフォルトを適切に扱わないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

悪意あるローカルユーザによって、MPOL_BIND オペレーションで、set_mempolicy において不正な引数を設定されることで、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-4130
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-4130
  2. Secunia Advisory : SA28748
  3. SecurityFocus : 27556
更新履歴

  • [2008年02月19日]
      掲載