【活用ガイド】

JVNDB-2007-005333

PulseAudio におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PulseAudio には、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


PulseAudio
  • PulseAudio 0.9.5

想定される影響

以下の影響を受ける可能性があります。
(1) 第三者により、TCP ポート 9875 上に送信された FRAME_SIZE_MAX_ALLOW の PA_PSTREAM_DESCRIPTOR_LENGTH 値を介して、do_read の p->export アサーションエラーを誘発され、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる可能性
(2) 第三者により、TCP ポート 9875 上に送信された 0 の PA_PSTREAM_DESCRIPTOR_LENGTH 値を介して、pa_memblock_new のレングスのアサーションエラーを誘発され、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる可能性
(3) 第三者により、UDP ポート 9875 上の空のパケットを介して、pa_sdp_parse の t アサーションエラーを誘発され、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる可能性
(4) リモート認証されたユーザにより、TCP ポート 9875 上の巧妙に細工されたパケットを介して、pa_memblockq_new の最大長のアサーションエラーを誘発され、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる可能性
(5) リモート認証されたユーザにより、TCP ポート 9875 上の巧妙に細工されたパケットを介して、pa_xmalloc のサイズアサーションエラーを誘発され、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる可能性
(6) リモート認証されたユーザにより、TCP ポート 9875 上の巧妙に細工されたパケットを介して、特定の音声ファイルを再生され、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる可能性
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

PulseAudio
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-1804
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-1804
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載