【活用ガイド】

JVNDB-2007-005093

Solaris の rm の -r および -R オプションを伴うディレクトリの再帰的削除における rm を稼働しているユーザとしてファイルなどを削除される脆弱性

概要

Solaris の rm の (1) -r および (2) -R オプションを伴うディレクトリの再帰的削除は、競合状態により、rm を稼働しているユーザとしてファイルおよびディレクトリを削除される脆弱性が存在します。
本問題は、CVE-2002-0435 に関連する可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 2.5 (sparc) 20070208 未満の 8 から 10

想定される影響

ローカルユーザにより、削除されている間に下位ディレクトリを上位へレベルへ移動されることで、rm が chdir を用いて ".." ディレクトリに変更する状態となり、ルートディレクトリになるまで繰り返され、rm を稼働しているユーザとしてファイルおよびディレクトリを削除される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0895
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0895
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載