【活用ガイド】

JVNDB-2007-004378

JFFS2 における制限されたファイルへアクセスされる脆弱性

概要

One Laptop Per Child (OLPC) およびその他の Linux システムで使用されている JFFS2 は、POSIX ACL サポートが有効になっていない際、(1) inode の作成中、または (2) ACL の設定中にパーミッションを適切に格納しない、および "レガシーモード" および dentry パーミッションと inode パーミッション間の矛盾に関する不備があるため、ファイルシステムを再マウントした後に、制限されたファイルまたはディレクトリへアクセスされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


one laptop per child
  • olpc linux build 542 およびその他の Linux システム

想定される影響

ローカルユーザにより、ファイルシステムを再マウントした後に、制限されたファイルまたはディレクトリへアクセスされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

one laptop per child
  • one laptop per child : 2732
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-4849
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-4849
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載