【活用ガイド】

JVNDB-2007-002962

FLAC libFLAC におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Free Lossless Audio Codec (FLAC) libFLAC には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
本問題は、CVE-2007-4619 と重複する可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Xiph.Org
  • Libflac 1.2.1 未満

想定される影響

攻撃者により、以下を介して、任意のコードを実行される可能性があります。
(1) .FLACファイル内の過度に大きい Metadata Block Size の値を介して、ヒープベースのバッファオーバーフローを誘発される
(2) .FLACファイル内の過度に大きい VORBIS Comment String Size の値を介して、ヒープベースのバッファオーバーフローを誘発される
(3) .FLACファイル内の過度に大きい Picture Metadata MIME-TYPE Size の値を介して、ヒープベースのバッファオーバーフローを誘発される
(4) .FLACファイル内の過度に大きい Picture Description Size の値を介して、ヒープベースのバッファオーバーフローを誘発される
(5) .FLACファイル内の過度に大きい Picture Data Length の値を介して、ヒープベースのバッファオーバーフローを誘発される
(6) .FLACファイル内の過度に大きい Padding Length の値を介して、ヒープベースのバッファオーバーフローを誘発される
(7) .FLACファイル内の過度に大きい PICTURE Metadata の幅および高さの値を介して、ヒープベースのバッファオーバーフローを誘発される
(8) .FLACファイル内の過度に大きい VORBIS Comment String Size Length の値を介して、スタックベースのバッファオーバーフローを誘発される
(9) .FLACファイル内の過度に大きい Picture MIME-Type の値を介して、スタックベースのバッファオーバーフローを誘発される
(10) .FLACファイル内の過度に大きい Picture MIME-Type URL の値を介して、スタックベースのバッファオーバーフローを誘発される
(11) .FLACファイル内の過度に大きい Picture Description Length の値を介して、スタックベースのバッファオーバーフローを誘発される
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian Xiph.Org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-6277
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-6277
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#544656
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載