【活用ガイド】

JVNDB-2007-002446

Asterisk Open の IAX2 チャネルドライバ (chan_iax2) におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Asterisk Open および Asterisk Appliance Developer Kit の IAX2 チャネルドライバ (chan_iax2) には、非認証呼び出しを許可する設定がされている際、サービス運用妨害 (リソース枯渇) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Digium
  • Asterisk 1.2.23 未満の 1.2.x および 1.4.9 未満の 1.4.x
  • Asterisk Appliance Developer Kit 0.6.0 未満

想定される影響

第三者により、3 ウェイハンドシェイクを完了しない大量の呼び出しを介して、解放されていない ast_channel に割り当てを誘発し、サービス運用妨害 (リソース枯渇) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Digium
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 有効なライフタイム後のリソースの解放の欠如(CWE-772) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-4103
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-4103
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載
  • [2024年02月28日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新