【活用ガイド】

JVNDB-2007-001189

OpenLDAP の slapd におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenLDAP の slapd における slapo-pcache には、プロキシキャッシュサーバとして稼働している場合に calloc の代わりに malloc を使用してメモリを割り当て配列の初期化を防止することにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


OpenLDAP Foundation
  • OpenLDAP 2.3.39 未満
ターボリナックス
  • Turbolinux Appliance Server 2.0  
  • Turbolinux Appliance Server 3.0  
  • Turbolinux Appliance Server 3.0 (x64) 
  • Turbolinux Client 2008 
  • Turbolinux Server 10  
  • Turbolinux Server 10 (x64) 
  • Turbolinux Server 11  
  • Turbolinux Server 11 (x64) 

想定される影響

第三者により配列の終端を NULL 文字とすることを防止されることで、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenLDAP Foundation ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-5708
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-5708
  2. Secunia Advisory : SA27424
  3. SecurityFocus : 26245
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2007-3645
更新履歴

  • [2008年12月05日]
      掲載