【活用ガイド】

JVNDB-2007-001161

Imagemagick の関数の呼び出し処理の不備によるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ImageMagick には、ReadDCMImage() 関数における ReadBlobByte() 関数の呼び出し、および ReadXCFImage() 関数における ReadBlobMSBLong() 関数の呼び出しにおいて、無限ループが発生することによる、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ImageMagick
  • ImageMagick 6.3.5-9 未満のバージョン
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 3.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

第三者によって巧妙に細工されたイメージファイルの処理により、無限ループが発生し、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ImageMagick オラクル サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-4985
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-4985
  2. SecurityFocus : 25764
  3. ISS X-Force Database : 36740
  4. SecurityTracker : 1018729
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-3245
更新履歴

  • [2008年05月16日]
      掲載
    [2012年06月26日]
      ベンダ情報：オラクル (Multiple vulnerabilities in ImageMagick) を追加
      ベンダ情報：オラクル (Multiple vulnerabilities in ImageMagick_1) を追加

公表日2007/09/24
登録日2008/05/16
最終更新日2012/06/26