【活用ガイド】

JVNDB-2007-001152

GNU Emacs の hack-local-variables() 関数におけるプログラムの変数を変更される脆弱性

概要

Emacs の hack-local-variables() 関数には、enable-local-variables で :safe に設定している場合、安全ではない変数のリストを検索しないため、ファイルに含まれるローカル変数の宣言により、制限を回避され、プログラムの変数を変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU Emacs 22.2 未満のバージョン
アップル
  • Apple Mac OS X v10.5.2
  • Apple Mac OS X Server v10.5.2

想定される影響

悪意あるローカルユーザによってプログラムの変数を変更され、更なる攻撃に利用される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-5795
参考情報

  1. JVN : JVNTA08-079A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA08-079A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-5795
  4. US-CERT Cyber Security Alerts : SA08-079A
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA08-079A
  6. Secunia Advisory : SA27508
  7. SecurityFocus : 26327
  8. ISS X-Force Database : 38263
  9. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-0924
  10. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-3715
更新履歴

  • [2008年04月11日]
      掲載

公表日2007/11/02
登録日2008/04/11
最終更新日2008/04/11