【活用ガイド】

JVNDB-2007-001129

Linux Kernel における mmap_min_addr 制御を回避される脆弱性

概要

Linux Kernel には、実行ファイルから呼び出される do_brk() 関数の処理に不備があり、mmap_min_addr 制御を回避され、ユーザの仮想メモリ領域に low page を作成可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.24-rc5 未満のバージョン
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 11  
  • Turbolinux Server 11 (x64) 

想定される影響

悪意あるローカルユーザによって mmap_min_addr 制御を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-6434
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-6434
  2. Secunia Advisory : SA28070
  3. SecurityFocus : 26831
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-4200
更新履歴

  • [2008年03月03日]
      掲載

公表日2007/12/18
登録日2008/03/03
最終更新日2008/03/03