【活用ガイド】

JVNDB-2007-001024

Microsoft DirectX の Microsoft DirectShow における任意のコードを実行可能な脆弱性

概要

Microsoft DirectX の Microsoft DirectShow には、WAV および AVI ファイルのパラメータを十分に検証しない不備があるために、不正なファイルを参照した際に、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft DirectX 7.0
  • Microsoft DirectX 8.1
  • Microsoft DirectX 9.0
  • Microsoft DirectX 10.0
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) 
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows Vista
  • Microsoft Windows Vista (x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

第三者によって巧妙に細工された WAV および AVI ファイルを処理した際に任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS07-064
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS07-064
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS07-064e
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA07-345A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3895
参考情報

  1. JVN : JVNTA07-345A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA07-345A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3895
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2007-0024
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA07-345A
  7. US-CERT Vulnerability Note : VU#321233
  8. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA07-345A
  9. Secunia Advisory : SA28010
  10. SecurityFocus : 26804
  11. ISS X-Force Database : 38722
  12. SecurityTracker : 1019073
  13. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-4180
更新履歴

  • [2007年12月26日]
      掲載
    [2008年02月05日]
      影響を受けるシステム：マイクロソフト (MS07-064：Microsoft DirectX 9.0, 10.0) を追加しました。

公表日2007/12/11
登録日2007/12/26
最終更新日2008/02/05