【活用ガイド】

JVNDB-2007-000946

PHP の複数の関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PHP の複数の関数には out_charset パラメータもしくは charset パラメータの処理に不備が存在するために、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
・iconv () 関数の問題
・iconv_mime_decode_headers () 関数の問題
・iconv_mime_decode () 関数の問題
・iconv_strlen () 関数の問題

なお、本問題はマルチスレッドをサポートするほとんどのウェブサーバにおいて脆弱性ではありません。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.2.4 およびそれ以前
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 
  • HP-UX 11.31 

想定される影響

PHP がクラッシュし、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-4840
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-4840
  2. Secunia Advisory : SA27648
更新履歴

  • [2007年12月03日]
      掲載
    [2008年05月21日]
      影響を受けるシステム:ヒューレット・パッカード(HPSBUX02332)を追加
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード(HPSBUX02332)を追加