【活用ガイド】

JVNDB-2007-000937

mcstrans におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Red Hat Enterprise Linux に含まれる mcstrans には、MCS translation デーモンにおいて、機密レベルの区分範囲の処理に不備が存在するために、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

一時的にデーモンが停止され、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-4570
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-4570
  2. Secunia Advisory : SA27589
  3. SecurityFocus : 26371
  4. ISS X-Force Database : 38357
更新履歴

  • [2007年11月30日]
      掲載
    [2007年12月21日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (mcstrans-0.2.6-1) の情報追加。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックス (mcstrans-0.2.6-1) 追加。