【活用ガイド】

JVNDB-2007-000920

IBM AIX の swcons コマンドにおける任意のファイルを作成される脆弱性

概要

IBM AIX の cfgcon には、swcons コマンドの -p オプションにおいて、引数の取り扱いに不備が存在するために、システムグループの権限で任意のファイルを作成される脆弱性が存在します。
この問題は、JVNDB-2007-000919 (CVE-2007-5804) の不完全な修正によるものです。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM AIX 5.2 
  • IBM AIX 5.3 

想定される影響

悪意あるローカルユーザによってシステムグループの権限で任意のファイルを作成される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
  • IBM SECURITY ADVISORY : 3977
  • IBM Support Document : IZ03055
  • IBM Support Document : IZ03061
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-5805
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-5805
  2. Secunia Advisory : SA27437
  3. SecurityFocus : 26258
  4. ISS X-Force Database : 38154
更新履歴

  • [2007年11月09日]
      掲載

公表日2007/08/14
登録日2007/11/09
最終更新日2007/11/09