【活用ガイド】

JVNDB-2007-000900

PowerPC 上で動作する Linux Kernel の eHCA ドライバにおける情報漏えいの脆弱性

概要

PowerPC 上で動作する Linux Kernel の eHCA ドライバには、ユーザが使用するリソースのマップを適切に処理しないため、物理メモリアドレススペースの一部を読み取られる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.22 未満のバージョン
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

悪意あるローカルユーザによって物理メモリアドレスの一部を読み取られる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3850
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3850
  2. SecurityFocus : 26161
更新履歴

  • [2007年11月06日]
      掲載
    [2007年12月19日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-8.12AX) の情報追加。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-8.12AX) 追加。