【活用ガイド】

JVNDB-2007-000897

Linux Kernel の lcd_write() 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の drivers/usb/misc/usblcd.c には、lcd_write() 関数において、呼び出し元から使用されるメモリの量の制限を適切に処理しないために、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.22 未満のバージョン
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

メモリ領域の大量消費によりサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3513
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3513
  2. Secunia Advisory : SA25895
  3. SecurityFocus : 24734
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-2403
更新履歴

  • [2007年11月06日]
      掲載
    [2007年12月19日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-8.12AX) の情報追加。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-8.12AX) 追加。