【活用ガイド】

JVNDB-2007-000736

Sun Solaris の FIFO ファイルシステムにおけるカーネルメモリへアクセス可能な脆弱性

概要

Sun Solaris の FIFO ファイルシステム (名前つきパイプ) には、I_PEEK ioctl の負の値の取り扱いに不備が存在するために、ローカルのユーザがカーネルメモリへアクセス可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 
  • Sun Solaris 8 (sparc) 
  • Sun Solaris 8 (x86) 
  • Sun Solaris 9 (sparc) 
  • Sun Solaris 9 (x86) 

想定される影響

悪意あるローカルユーザによって、重要なメモリ情報を奪取される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 103061
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-5225
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-5225
  2. Secunia Advisory : SA27024
  3. SecurityFocus : 25905
  4. ISS X-Force Database : 36918
  5. SecurityTracker : 1018766
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-3339
更新履歴

  • [2007年10月15日]
      掲載

公表日2007/10/02
登録日2007/10/15
最終更新日2007/10/15