【活用ガイド】

JVNDB-2007-000692

Linux Kernel の drm/i915 コンポーネントにおける権限昇格の脆弱性

概要

Intel i965G 以降のチップセットを使用している場合、Linux Kernel の drm/i915 コンポーネントにおいて、X11 セッション、および Direct Rendering Manager (DRM) へアクセス可能なユーザによって、任意のメモリへ書き込みが可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.22.2 未満のバージョン
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

悪意あるローカルのユーザに権限昇格される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3851
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3851
  2. Secunia Advisory : SA26389
  3. SecurityFocus : 25263
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-2854
更新履歴

  • [2007年09月25日]
      掲載