【活用ガイド】

JVNDB-2007-000688

Linux Kernel の cpuset_tasks_read() 関数における整数アンダーフローの脆弱性

概要

Linux Kernel の cpuset_tasks_read() 関数には、cpuset ファイルシステムをマウントする処理に不備があり、整数アンダーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.20.13 未満のバージョン
  • Linux Kernel 2.6.21.4 未満のバージョン
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

悪意あるローカルユーザにカーネルメモリコンテンツを奪取される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-2875
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-2875
  2. Secunia Advisory : SA25594
  3. SecurityFocus : 24389
  4. ISS X-Force Database : 34779
  5. SecurityTracker : 1018211
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-2105
更新履歴

  • [2007年09月25日]
      掲載