【活用ガイド】

JVNDB-2007-000615

RSA key reconstruction vulnerability

概要

RSA のいくつかの実装に対して秘密鍵を解読できる可能性のある手法が報告されています。この手法は OpenSSL に対して適用され、有効であることがあわせて報告されています。

RSA のいくつかの実装に対して秘密鍵を解読できる可能性のある手法が報告されています。

SSL や TLS プロトコルなどを実装したオープンソースのライブラリとして広く利用されている OpenSSL に対してこの手法が適用され、有効であることがあわせて報告されています。

ベンダーが提供する Web サーバや VPN その他の製品で問題のある OpenSSL のバージョンを使用している場合にも、影響を受ける可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.2 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 0.9.8e およびそれ以前
サン・マイクロシステムズ
  • OpenSolaris
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 
ターボリナックス
  • Turbolinux Appliance Server 1.0 (hosting) 
  • Turbolinux Appliance Server 1.0 (workgroup) 
  • Turbolinux Appliance Server 2.0  
  • Turbolinux FUJI
  • Turbolinux Multimedia
  • Turbolinux Personal
  • Turbolinux Server 10  
  • Turbolinux Server 10 (x64) 
  • Turbolinux Server 11  
  • Turbolinux Server 11 (x64) 
  • Turbolinux Server 8  
  • wizpy
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 3.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Linux Advanced Workstation 2.1 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 
日本電気
  • IP8800/S,/R S6300, S6700 (AX6300S, AX6700S)
  • IP8800/S,/R S2400, S3600 (AX2400S, AX3600S)
  • IP8800/S,/R SS1200 (AX1200S)

想定される影響

第三者によって、RSA アルゴリズムで暗号化されたメッセージを解読される可能性があります。
対策

開発元の提供する情報を元にアップデートして下さい。
ベンダ情報

OpenSSL Project サン・マイクロシステムズ ターボリナックス ミラクル・リナックス レッドハット 日本電気
  • NEC製品セキュリティ情報 : NV08-009
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3108
参考情報

  1. JVN : JVNVU#724968
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3108
  3. JPCERT REPORT : wr073001
  4. US-CERT Vulnerability Note : VU#724968
  5. Secunia Advisory : SA26411
  6. SecurityFocus : 25163
  7. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-2759
更新履歴

  • [2007年08月28日]
      掲載
    [2007年10月22日]
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2007:0964) の情報追加
      ベンダ情報: レッドハット (RHSA-2007:0964) 追加
    [2007年11月01日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (openssl (V2.x/V3.0)) の情報追加
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2007:0813) の情報追加
      ベンダ情報: ミラクル・リナックス (openssl (V2.x/V3.0)) 追加
      ベンダ情報:レッドハット(RHSA-2007:0813)を追加
    [2007年12月03日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (openssl-0.9.8b-8.3.2) の情報追加
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2007:1003) の情報追加
      影響を受けるシステム:ターボリナックス (TLSA-2007-52) の情報追加
      ベンダ情報: ミラクル・リナックス (openssl-0.9.8b-8.3.2) 追加
      ベンダ情報:レッドハット(RHSA-2007:1003)追加
      ベンダ情報:ターボリナックス (TLSA-2007-52) 追加
    [2007年12月19日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (openssl (V4.0)) の情報追加
      ベンダ情報: ミラクル・リナックス (openssl (V4.0)) 追加
    [2008年09月03日]
      影響を受けるシステム:日本電気 (NV08-009) の情報追加
      ベンダ情報: 日本電気 (NV08-009) 追加
    [2010年05月14日]
      影響を受けるシステム:サン・マイクロシステムズ (cve_2007_3108) の情報を追加
      影響を受けるシステム:サン・マイクロシステムズ (141525) の情報を追加
      影響を受けるシステム:サン・マイクロシステムズ (143140) の情報を追加
      ベンダ情報:サン・マイクロシステムズ (cve_2007_3108) を追加
      ベンダ情報:サン・マイクロシステムズ (141525) を追加
      ベンダ情報:サン・マイクロシステムズ (143140) を追加