【活用ガイド】

JVNDB-2007-000493

Red Hat Enterprise Linux カーネル の ioctl() 関数における Null ポインタデリファレンスの脆弱性

概要

Red Hat Enterprise Linux に実装されている Linux Kernel には 64 ビットのプラットフォーム環境下において 32 ビット互換の ioctl() 関数の処理に不備が存在するために Null ポインタデリファレンスの脆弱性が存在します。

この脆弱性は JVNDB-2005-000702 (CVE-2005-3044) での修正が不完全であったために発生します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

悪意のあるローカルユーザによりシステムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0773
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0773
更新履歴

  • [2007年07月10日]
      掲載
    [2007年07月27日]
      影響を受けるシステムを更新しました。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックスの情報を追加しました。