【活用ガイド】

JVNDB-2007-000492

Lhaca におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

ファイルの圧縮・解凍を行なうツールである Lhaca にはスタックオーバーフローの脆弱性が存在します。なお、すでに本件に関しては攻撃方法に関する情報が公開されています。

シマンテックの情報によると、Trojan.Lhdropper としてウィルスが発見されております。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Lhaca
  • Lhaca 1.20 およびそれ以前

想定される影響

遠隔の第三者によって任意のコードを実行される可能性があります。
対策

開発者の情報によるとバッファオーバーフローの脆弱性に関しての対策は、1.22 で対策されていますが、ファイル解凍に関する問題があっため 1.23 が公開されています。2007/07/09 時点では、まだ正式版となっていませんが、詳細な動作確認後に正式版としてリリースされる予定です。

開発者の提供する情報をもとに、該当製品使用者はできるだけ速やかに最新版へアップデートすることをお奨めします。
ベンダ情報

Lhaca
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3375
参考情報

  1. JVN : JVNVU#871497
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3375
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#871497
  4. SecurityFocus : 24604
  5. Symantec Security Response : Trojan.Lhdropper
  6. シマンテックセキュリティレスポンス : Trojan.Lhdropper
更新履歴

  • [2007年07月10日]
      掲載