【活用ガイド】

JVNDB-2007-000463

Open-iSCSI の usr/log.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Open-iSCSI (iscsi-initiator-utils) における iscsid の usr/log.c には、共有メモリを使用するログメッセージの管理で使用されるセマフォが不適切なパーミッションである問題があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Open-iSCSI project
  • Open-iSCSI 2.0-865 未満のバージョン
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

悪意あるローカルユーザによる不正なセマフォの取得によりハングアップ状態を引き起こされ、結果として iscsid がサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています (Open-iSCSI 2.0-865 で修正済み)。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Open-iSCSI project サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3100
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3100
  2. Secunia Advisory : SA25679
  3. SecurityFocus : 24471
  4. SecurityTracker : 1018246
更新履歴

  • [2007年06月26日]
      掲載
    [2008年10月30日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス(iscsi-initiator-utils-6.2.0.865-0.8.1AXS3)の情報を追加
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス(iscsi-initiator-utils-6.2.0.865-0.8.1AXS3)を追加