【活用ガイド】

JVNDB-2007-000435

IBM Lotus Domino のエージェント署名の検証における権限昇格の脆弱性

概要

IBM Lotus Domino には、検証済みの署名を利用するエージェントが更新された後に署名を再度検証しないために、権限昇格の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Domino (旧 IBM Lotus Domino) 7.0.2 FP1 およびそれ以前

想定される影響

認証済みの悪意あるユーザにより、権限を昇格される可能性があります。IBM の情報によると、特定の手順を踏むことでフルアクセスアドミニストレーターを取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています (Lotus Domino 7.0.2 FP2 で修正済み)。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
  • IBM Lotus サポート技術情報 : 730835
  • IBM Support Document : 1258784
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0068
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0068
  2. Secunia Advisory : SA25520
  3. SecurityFocus : 24322
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-2063
更新履歴

  • [2007年06月14日]
      掲載