【活用ガイド】

JVNDB-2007-000358

Microsoft Exchange Server の IMAP サービスにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server の IMAP サービスには、不正な IMAP コマンドを処理した際に、整数オーバーフローが発生しサービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2000

想定される影響

第三者が細工した不正なリテラルを含む IMAP コマンドを IMAP サーバとして構成する Microsoft Exchange Server に送信することで、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。マイクロソフトの情報によると、Microsoft Exchange Server で電子メール サービスが応答を停止する可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS07-026
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS07-026
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS07-026e
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0221
参考情報

  1. JVN : JVNTA07-128A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA07-128A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0221
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2007-0012
  5. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2007-1801
  6. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA07-128A
  8. Secunia Advisory : SA25183
  9. SecurityFocus : 23810
  10. SecurityTracker : 1018015
  11. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-1711
更新履歴

  • [2007年05月28日]
      掲載