【活用ガイド】

JVNDB-2007-000334

Cisco PIX/ASA の DHCP リレーエージェント機能におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco PIX および ASA セキュリティアプライアンスには、DHCP リレーエージェント機能を有効にしている際に DHCP クライアントからの DHCPREQUEST あるいは DHCPINFORM メッセージをリレーして複数の DHCP サーバから DHCPACK メッセージが返された場合に大量のメモリ資源を消費する問題があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco PIX/ASA 7.2  

想定される影響

Cisco PIX および ASA において DHCP リレーエージェント機能を有効にしている場合、第三者にこの問題を悪用されることで影響を受けるアプライアンスが処理する全てのパケットが破棄されてしまい、結果としてサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-2461
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-2461
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#530057
  3. Secunia Advisory : SA25109
  4. SecurityFocus : 23763
  5. SecurityTracker : 1018000
  6. SecurityTracker : 1017999
  7. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-1635
更新履歴

  • [2007年05月24日]
      掲載