【活用ガイド】

JVNDB-2007-000258

Microsoft Windows カーネルの Virtual DOS Machine における権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Windows に実装されている Windows カーネルの Virtual DOS Machine (VDM) には、物理メモリビューに対しての不正確なアクセス許可のため、競合状態を発生させてゼロページを修正することで、権限を昇格される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows XP sp3 

想定される影響

悪意あるローカルユーザが細工したプログラムを実行することで、権限昇格が行われてシステムを完全に制御される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS07-022
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS07-022
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS07-022e
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-1206
参考情報

  1. JVN : JVNTA07-100A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA07-100A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-1206
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2007-0010
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA07-100A
  7. US-CERT Vulnerability Note : VU#337953
  8. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA07-100A
  9. Secunia Advisory : SA24834
  10. SecurityFocus : 23367
  11. SecurityTracker : 1017898
  12. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-1326
  13. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 34011
更新履歴

  • [2007年05月10日]
      掲載

公表日2007/04/10
登録日2007/05/10
最終更新日2007/05/10