【活用ガイド】

JVNDB-2007-000241

Ekiga の不正なメッセージ処理におけるフォーマットストリングの脆弱性

概要

オープンソースの VoIP アプリケーション Ekiga (旧 GnomeMeeting) には、特定のメッセージ処理に不備が存在するため、フォーマットストリングの脆弱性が存在します。本脆弱性は CVE-2007-1006 とは異なる問題です。

NVD の情報によると、Mandriva では CVE-2007-1006 に対する修正では不完全であるために再度修正を行ったことが報告されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Ekiga.org
  • Ekiga 2.0.3 (その他のバージョンにも影響がある可能性があります)
レッドハット
  • RHEL Optional Productivity Applications 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

第三者が細工した不正なメッセージを処理した際に、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃が行われる、あるいは任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してくください。
ベンダ情報

Ekiga.org レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0999
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0999
  2. Secunia Advisory : SA24194
更新履歴

  • [2007年05月02日]
      掲載

公表日2007/03/10
登録日2007/05/02
最終更新日2007/05/02