【活用ガイド】

JVNDB-2007-000230

IBM WebSphere Application Server における CRLF インジェクションの脆弱性

概要

IBM WebSphere Application Server (WAS) には、HTTP レスポンスのヘッダ部に任意の文字列を挿入可能な CRLF インジェクションの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM WebSphere Application Server 6.0.2.19 未満のバージョン

想定される影響

第三者による HTTP レスポンス分割 (HTTP Response Splitting) 攻撃により、WAS が返す HTTP レスポンスに任意の文字列が挿入され、結果として不正なコンテンツ表示や任意のスクリプト実行などに悪用される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています (WAS 6.1.0.0 以降で修正済み。また、WAS 6.0.2.19 においても修正される予定)。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-1608
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-1608
  2. Secunia Advisory : SA24552
  3. SecurityFocus : 23086
  4. ISS X-Force Database : 33123
  5. SecurityTracker : 1017806
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-1062
更新履歴

  • [2007年04月27日]
      掲載