【活用ガイド】

JVNDB-2007-000208

Xen の QEMU VNC Server におけるホスト OS 上のファイル開示の脆弱性

概要

Xen に実装される QEMU の VNC Server コード部に不備が存在するため、QEMU モニターモードが有効な場合に仮想マシン (ゲスト OS) 上のローカルユーザがホスト OS 上の任意のファイルを読み込み可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Xen プロジェクト
  • Xen
レッドハット
  • RHEL Virtualization 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Multi OS 5 (client) 

想定される影響

QEMU モニターモードを有効にしている場合、ゲスト OS 上のローカルユーザによりホスト OS 上の任意のファイルを閲覧される脆弱性が存在します。
レッドハットの情報によると、VNC server にアクセスすることでホスト OS 上の root として任意のファイルを読み込まれてしまう可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xen プロジェクト レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
  2. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0998
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0998
  2. SecurityFocus : 22967
  3. SecurityTracker : 1017764
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-1019
更新履歴

  • [2007年04月23日]
      掲載