【活用ガイド】

JVNDB-2007-000170

Snort の DCE/RPC プロセッサにおけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

ネットワーク侵入検知・防御システム (IDS/IPS) である Snort の DCE/RPC プロセッサには、不正な SMB トラフィックの処理によりバッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。

本脆弱性は、Snort の開発元 Sourcefire の商用製品にも影響があり、Snort や Snort のコンポーネントを使用している他の製品も影響を受ける可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Snort.org
  • Snort 2.6.1
  • Snort 2.6.1.1
  • Snort 2.6.1.2
  • Snort 2.7.0 beta 1
Sourcefire
  • Sourcefire Intrusion センサー version 4.1.x, 4.5.x, 4.6x の SEU 64 より前のバージョン
  • Sourcefire Intrusion センサー for Crossbeam version 4.1.x, 4.5.x, 4.6x の SEU 64 より前のバージョン

想定される影響

第三者が細工した SMB トラフィックを Snort が処理することで任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Snort.org Sourcefire
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-5276
参考情報

  1. JVN : JVNTA07-050A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA07-050A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-5276
  4. US-CERT Vulnerability Note : VU#196240
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA07-050A
  6. ISS X-Force Database : 31275
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載