【活用ガイド】

JVNDB-2007-000145

HP-UX の SLSd における任意のファイルを上書きされる脆弱性

概要

SLS デーモン (SLSd) が動作する HP-UX には、巧妙に細工された RPC リクエストによりシステム上の任意のファイル上書きを許してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.11 

想定される影響

第三者が細工した RPC リクエストを処理することで任意のファイルを上書きされてしまい、結果として権限昇格が行われる可能性があります。
ヒューレット・パッカードの情報によると、root 権限によるアクセスを取得されてしまう可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0915
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0915
  2. Secunia Advisory : SA24169
  3. SecurityFocus : 22551
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-0590
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載