【活用ガイド】

JVNDB-2007-000143

Cisco PIX/ASA におけるユーザ認証で LOCAL メソッド使用時での権限昇格の脆弱性

概要

Cisco PIX 500 シリーズおよび Cisco ASA 5500 シリーズ セキュリティアプライアンスには、ユーザ認証で LOCAL メソッドを使用している場合に、遠隔から認証済みユーザにより権限昇格を引き起こされる脆弱性が存在します。

シスコシステムズの情報によると、本脆弱性の悪用するユーザが特権レベル 0 でローカルデータベースに定義されている場合に影響があり、この場合にのみユーザは特権レベル 15 を取得して管理者権限に昇格できることが報告されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco PIX/ASA 7.2  

想定される影響

特定の条件下にあるデバイス上において、遠隔から認証済みユーザにより管理者権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0960
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0960
  2. Secunia Advisory : SA24160
  3. SecurityFocus : 22562
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-0608
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載