【活用ガイド】

JVNDB-2007-000126

D-Bus の match_rule_equal() 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

メッセージ・バス システムである D-Bus には、bus/signals.c の match_rule_equal() 関数に不備が存在するため、他のアプリケーションから match rule の削除が可能となる問題が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.7 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


D-Bus
  • D-Bus 1.0.1 およびそれ以前
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

特定のメッセージを受け取ることで、標的となる D-Bus プロセスにおけるメッセージの処理が妨害され、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています (D-Bus 1.0.2 で修正済み)。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

D-Bus サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : dbus
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-6107
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-6107
  2. Secunia Advisory : 23373
  3. SecurityFocus : 21571
  4. ISS X-Force Database : 30874
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-4988
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2007/02/08
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01