【活用ガイド】

JVNDB-2007-000100

Linux Kernel の不正な ELF ファイルによるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

IA64 あるいは SPARC プラットフォーム上で動作する Linux Kernel には、不正な ELF ファイルを処理した場合に、メモリ領域の境界をまたいでマッピングしてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.17.10 およびそれ以前
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 3.0 
  • Red Hat Linux Advanced Workstation 2.1 

想定される影響

システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4538
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4538
  2. Secunia Advisory : SA21999
  3. SecurityFocus : 19702
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-3670
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2007年12月18日]
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2007:1049) の情報を追加
      ベンダ情報: レッドハット (RHSA-2007:1049) を追加
    [2008年02月20日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (kernel (V3.0)) の情報を追加
      ベンダ情報: ミラクル・リナックス (kernel (V3.0)) を追加
    [2009年02月06日]
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2008:0787) の情報を追加
      ベンダ情報: レッドハット (RHSA-2008:0787) を追加