【活用ガイド】

JVNDB-2007-000014

Microsoft Excel の特定のオペコードの扱いによる不正なメモリアクセスの脆弱性

概要

Microsoft Excel には特定のオペレーションコードの取り扱いに不備が存在するため、不正にメモリ領域へのアクセスを許してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Excel 2000
  • Microsoft Excel 2002
  • Microsoft Excel 2003
  • Microsoft Excel 2004 for Mac 
  • Microsoft Excel v. X for Mac
  • Microsoft Excel Viewer 2003 
  • Microsoft Office 2000 
  • Microsoft Office 2003 
  • Microsoft Office 2004 (mac_os) 
  • Microsoft Office x (mac_os) 
  • Microsoft Office xp 
  • Microsoft Works Suite 2004 (英語版)
  • Microsoft Works Suite 2005 (英語版)

想定される影響

第三者が巧妙に細工した Excel ファイルを開いてしまうことで、Excel を実行するユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS07-002
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS07-002
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS07-002e
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0028
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0028
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#493185
  3. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA07-009A
  4. Secunia Advisory : SA23676
  5. SecurityFocus : 21952
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-0103
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載