【活用ガイド】

JVNDB-2006-003314

X.Org libX11 の Xinput モジュールにおける XCOMPOSEFILE 環境変数によって使用されるファイルが読み込まれる脆弱性

概要

X.Org libX11 の Xinput モジュール (modules/im/ximcp/imLcIm.c) は、同一ファイル記述子を使用して読み込みファイルを 2 度開くため、ファイル記述子のリークが発生し、XCOMPOSEFILE 環境変数によって使用されるファイルが読み込まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


X.Org Foundation
  • libX11 1.0.2 および 1.0.3

想定される影響

ローカルユーザにより、ファイル記述子の重複を介して、XCOMPOSEFILE 環境変数によって使用されるファイルが読み込まれる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

X.Org Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-5397
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-5397
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載