【活用ガイド】

JVNDB-2006-003080

libX11 などを含む X.Org および XFree86 における権限を取得される脆弱性

概要

libX11、xdm、xf86dga、xinit、xload、xtrans、および xterm を含む X.Org および XFree86 は、権限を削除しようとしている際、setid および seteuid 呼び出しの返し値をチェックしないため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


X.Org Foundation
  • emu-linux-x87-xlibs
  • X.Org X Server
  • x11r6
  • x11r7
  • xdm
  • xf86dga
  • xinit
  • xload
  • xterm

想定される影響

ローカルユーザにより、ulimit が超過するなど setid および seteuid 呼び出し違反を誘発されることで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

X.Org Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4447
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4447
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#300368
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載

公表日2006/08/29
登録日2012/12/20
最終更新日2012/12/20