【活用ガイド】

JVNDB-2006-002716

Linux Kernel の kernel/tsacct.c における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の kernel/tsacct.c 内の xacct_add_tsk 関数には、解放済みメモリを使用 (Use-after-free) されることにより、カーネルメモリより重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.19 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、taskstats TASKSTATS_CMD_ATTR_PID コマンドを介して、カーネルメモリより重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3510
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3510
更新履歴

  • [2012年10月04日]
      掲載