【活用ガイド】

JVNDB-2006-002256

Microsoft Office 2003 の PowerPoint におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Office 2003 の PowerPoint は、ポジション値がレコード長を超えるコンテナオブジェクトを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (NULL デリファレンスおよびアプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2006-3435、CVE-2006-3876、CVE-2006-3877、および CVE-2006-4694 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft PowerPoint 2003

想定される影響

攻撃者により、巧妙に細工された PowerPoint (.PPT) ファイルを介して、サービス運用妨害 (NULL デリファレンスおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-5296
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-5296
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載