【活用ガイド】

JVNDB-2006-002054

Linux kernel の netfilter の ip6_tables におけるプロトコルを拒否するルールを回避される脆弱性

概要

Linux kernel の netfilter の ip6_tables には、以下の脆弱性が存在します。
(1) プロトコルを拒否するルールを回避される
(2) 特定の拡張子のヘッダを検索するルールを回避される
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.16.31 未満

想定される影響

第三者により、以下の影響を受ける可能性があります。
(1) フラグメントヘッダ直後に配置されていないプロトコルヘッダを伴うパケットを介して、プロトコルを拒否するルールを回避される
(2) 先頭フラグメント外にある拡張ヘッダを伴うパケットを介して、特定の拡張ヘッダを検索するルールを回避される
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4572
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4572
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載