【活用ガイド】

JVNDB-2006-001863

Apache HTTP Server における tty 端末への権限を取得される脆弱性

概要

Apache HTTP Server の Debian GNU/Linux 033_-F_NO_SETSID パッチは、httpd が対話形式で起動されている際、tty 端末制御から httpd を適切に関連付けを解除しないため、tty 端末への権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Debian
  • apache 1.3.34-4

想定される影響

ローカルユーザにより、TIOCSTI ioctl を呼び出す CGI プログラムを介して、tty 端末への権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-7098
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-7098
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載