【活用ガイド】

JVNDB-2006-000997

PHP におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

PHP は、パス名内にある Null 文字を許可するため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.3.4 未満
アップル
  • Apple Mac OS X v10.6 から v10.6.6
  • Apple Mac OS X Server v10.6 から v10.6.6

想定される影響

攻撃者により、Null 文字の後にファイル拡張子を配置され、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group アップル
  • Apple Security Updates : HT4581
  • Apple セキュリティアップデート : HT4581
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-7243
参考情報

  1. JVN : JVNVU#636925
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-7243
  3. SecurityFocus : 44951
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-3168
更新履歴

  • [2011年01月25日]
      掲載
    [2011年04月01日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT4581) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (HT4581) を追加
    [2015年08月13日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1615) を追加