【活用ガイド】

JVNDB-2006-000991

x86_64 システム上で稼働している Linux Kernel におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

x86_64 システム上で稼働している Linux Kernel には、EFLAGS の保存またはリストアの処理に不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.18 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

悪意のあるローカルユーザが SYSENTER に NT フラグをセットさせることにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-5755
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-5755
  2. Secunia Advisory : SA32485
  3. SecurityFocus : 26060
更新履歴

  • [2008年12月04日]
      掲載

公表日2006/12/31
登録日2008/12/04
最終更新日2008/12/04